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本プロジェクトの基本コンセプト
本プロジェクトでは、出口戦略としてプロジェクト終了の5年後にあるべき姿を明確にしています。
具体的には、本プロジェクトではカメルーンのNDCの目標が「REDD+活動などを通じて森林エコシステムの持続的管理を推進しつつ、農業分野なども含めてGHG排出削減に取り組むこと」と理解した上で、“5年後に準国レベル排出削減総合プログラムについて外部資金を申請する”ことを構想しています。
準国レベルの排出削減プログラムの構想手順としては、まず準国レベル排出削減シナリオ(ERS : Emission Reduction Scenario)を策定することから始めます。ERSとはNRSを実現する準国レベルの政策ツールで、ERSで試算される温室効果ガス排出削減量だけでなく、森林減少ドライバー分析とそれに基づくカウンターメジャー、ならびにセーフガードなど包括的内容を含む政策文書と位置付けられます。
このERS策定に資する知見の獲得と有用なデータを収集する目的で、パイロット活動を中央州のAEZ(Agro-Ecological Zone)の一部で実施する予定です。

前述の通り、本プロジェクトでは、出口戦略を「プロジェクト終了の5年後に中央州を対象とした準国レベルの温室効果ガス排出削減総合プログラムを策定し外部資金にアクセスする」と定め、カメルーンのNRSやNDCの実現に貢献することを目指しています。
プロジェクト期間中に、中央州のAEZの一部において、温室効果ガス排出削減に資するパイロット活動を行い、それらの成果を有効活用しながらERSを策定する予定ですが、これらの活動ならびに実施計画は、プロジェクトの出口戦略からバックキャストして構想されている点が特徴です。

プロジェクトの実施方法
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